小児歯科

「歯医者は痛い・怖い」から行きたくないと怖がるお子様も多いと思います。
しかし、子供の頃に歯の大切さやケアの仕方をしっかりと教えてあげることで、将来の歯に対する意識が大きく変わってきます。

そんな大切な時期での診療だからこそ、当医院では「痛くない治療」を行い、「歯医者=怖い」というイメージを与えない診療を心がけています。

お子様には「笑気麻酔」で治療を行います

当医院は「痛くない治療」を目指し、お子様に恐怖心を与えないように心がけています。お子様にはなるべく麻酔の注射をしないで、笑気麻酔で診療を行います。詰め物(インレーやCR充填など)は、ほとんど笑気で行います。

笑気麻酔は笑気吸入装置で30%以下の低濃度笑気と70%以上の酸素を混合したものを、専用のマスクを使って鼻から吸引します。ほのかに甘い香りがするので、違和感無く気持ちよく吸入できます。吸入後、5分以内に鎮静状態に到達します。ほろ酔い気分に似たフワフワとした多幸感があり、お子様の不安や恐怖を和らげ、痛みを感じにくくすることができます。安全性が高く、副作用や後遺症もありません。血中からの排泄も非常に速いので、治療終了後は数分で帰宅することができます。

抜歯や抜髄などには麻酔を使用しますが、当医院の麻酔は、表面麻酔薬を塗ってなるべく痛くないように刺入しますので、ほとんど痛くありません

お子様の歯を虫歯から守る方法

お子様の生えたばかりの歯は柔らかく磨きにくいので虫歯になりやすいものです。そして一度虫歯になってしまうと進行がとても早いという特徴があります。そのため虫歯予防をしっかり行い、親子で一緒に大切な歯を守っていく意識を持つことがとても重要です。

虫歯予防その1 フッ素

フッ素とは、歯垢(プラーク)の働きを弱め、歯垢が作りだす歯を溶かす酸の発生を抑えます。また、再石灰化の促進や歯質効果など歯にとってとてもいい働きがあります。そのためフッ素配合の歯磨き粉や歯科医院でのフッ素塗布は、虫歯予防に役立ちます。

虫歯予防その2 シーラント

シーラントとは、奥歯の噛みあわせ部分の細かい溝に、レジンといわれるプラスチックのような樹脂を埋め込んで、虫歯になりやすい奥歯の虫歯予防をするものです。保険も適用のため手軽に行え、特に溝が深く複雑な歯のお子様にはお勧めの予防法です。

食べない時間に歯は修復される!

いつもお口の中に食べ物が入っている状態は虫歯菌の思うツボです。虫歯にならないためにも食事と食事の間にお口の中を休める必要があります。食べたり飲んだりすると、お口の中が酸性に傾いて歯が溶け始めます。虫歯菌にとってこの酸性の環境は住み心地がいいのです。「だらだら食いがよくない」といわれるのは、つねに口の中が酸性に傾くことで、歯の表面を修復する時間がなくなるからです。健康的な歯を維持するために、ご飯は決まった時間に摂り、規則正しい食生活を送りましょう。

規則正しい食生活をすれば

食事のたびにお口の環境が虫歯菌危険ゾーンに下がりますが、唾液により健康ゾーンに戻ります。リズムある食生活をしていると、お口の中が健康ゾーンでいる時間が長くなり、虫歯の危険は低くなります。

飲食回数が多くお砂糖をたくさんとると

せっかくお口の中が健康ゾーンに戻りかけたのに、危険ゾーンに逆戻り。特に寝ているときは唾液がほとんど出ないので、寝る前のおやつは虫歯の危険度がとても高いのです。